ハーレー ノーマルからの逆襲

ハーレーで高速走行の醍醐味を感じたいときはカウル付きモデルが便利

ライディングポジション

ハーレーは飛ばすバイクではないと考える方が少なくありません。実際に速さよりも乗り心地を重視しており、ロングツーリングをするときにメリットを実感できます。ライディングポジションが自然で、長時間運転しても疲労を感じにくいのです。さらに足つき性もよく、立ちごけしにくいのが特徴です。それゆえ実際の車重の割に乗りやすく、身長の高くない方や女性からも人気があります。

ハーレーは一般的なリッターバイクと比較し、高速を飛ばすのは不得意です。カウルがないハーレーだと時速100kmくらいから風圧との戦いになります。快適に高速走行を楽しむのであれば、時速80km程度に抑えておくのが得策でしょう。もちろん風圧を感じることがバイクの醍醐味と考える人はその限りではありません。クルマよりバイクが好きという方は、走行中に風を感じられることに大きな魅力を感じていることが多いです。

ハーレーで高速走行をすることが多い方、なるべく快適に乗りたいという方には、カウル付きのモデルが適しています。カウルがあるだけで風をうまく逃がし、ライダーへの風圧による負担を大幅に軽減してくれます。風圧による刺激はライダーの疲労を促進させるだけでなく、身体から体温を奪うデメリットもあるのです。肌寒い季節に高速走行をすると、身体が凍えるほど寒かったという経験をお持ちの方は多いでしょう。オールシーズンにわたってハーレーに乗るならば、カウル付きのほうが何かと安心できます。

ハーレー特有の鼓動

カウル付きだと風切り音が軽減されるので、ハーレー特有の鼓動を感じることができます。ハーレーをイメージした国産アメリカンが数多く販売されていますが、ハーレー特有の鼓動は再現が困難です。カウル付きハーレーであれば、時速100kmなどの高速走行であっても、ドコドコと全身を脈打つような乗り味を体験できます。高速道路の走行は危険だと思われがちですが、カーブの少ない道路を定速で走り続けられるので思いのほか安全性は高いです。